キリスト教〜パウロ編〜
キリスト教②〜パウロ編〜
さて前回キリスト今日についてざっくり確認ができたと思うので、その後キリスト教がどのように発展していくのかについて見ていきたいと思います。今日紹介するのは
パウロという人物です。では、張り切っていきましょう!!
目次
1 パウロの人生
パウロはキリキヤ(現在のトルコ南部のタルソス)に生まれます。エルサレムの高名な法律学者からパリサイ派の律法主義を学び、熱心なユダヤ教徒として活動をしていました。もともとはユダヤ教徒だったのですね。
しかし、シリアのダマスカス近郊でイエス・キリストに「サウロ、サウロなぜ私を迫害するのか」と突然呼びかけられ回心して、キリスト教徒になることを決意をしました。
生涯を伝道に捧げ、厳しい迫害の中、各地に命がけの伝道旅行に出かけ、キリスト教が世界宗教となる礎を築いたと言われています。しかし最後はローマ皇帝ネロの迫害によってローマで処刑をされたようです。
2 パウロの教え
このパウロなぜいった有名なのでしょうか。
パウロは我々には原罪と呼ばれる旧約聖書に描かれるアダムとイブが犯した罪があると教えを説きました。アダムとイブの話の復習は以下のリンクから!!
神が最初に作った人間ですよね。その最初の人間が蛇にそそのかされ、神に禁じられた知恵の実食べてしまいます。神の怒りに触れ、エデンの園から追放されます。
この最初のアダムとイブでさえ罪を犯しているわけです。この原罪は遺伝によって全ての人々に受け継がれ、人は生まれながらにして罪を背負っていると考えられるようになりました。ユダヤ教と違うのは、もともと人間と言うのは罪を犯しやすいと言うことを教えたことでしょう。
では、この原罪今でもあるんでしょうか?
そこにイエス・キリストが殺された意味が関わってきます。パウロは贖罪と呼ばれる教えを考えました。イエス・キリストが十字架にかけられることで、全ての人々の原罪は許されたと説いています。
すなわちイエス・キリストの死は、全人類の原罪を贖う贖罪のための犠牲の意味を持つと説いたのです。イエスは十字架の上で犠牲になることで、血によって全ての人から罪を清め、神と和解をさせたと説いています。だからこそイエス・キリストを信仰し、そうすることで神から正しいと認められると言いました。これを信仰義認説といいます。