イタリアで詐欺にあいました

現役の教師です。ニューリーダーになるための教養を発信しております。皆さんの生活に「きっかけ」を与えられるような情報を届けます。

キリスト教ってどんな宗教?

キリスト教とは?

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教会


2000年前ユダヤ教から派生した宗教です。前回の投稿で「ユダヤ教編」について書いてきましたが、今回はその続きになります。前回の投稿については以下に載せます。

ユダヤ教についての教養を身につけよう! - イタリアで詐欺にあいました

 

前回の内容で、救世主という言葉ありましたよね?まさに、ユダヤ教の救世主の考えを引き継ぎ、その救世主はイエス・キリストだったのでは?と考えた弟子たちが広めたのがこのキリスト教なんです!
イエス・キリストが「これからキリスト教始めます!聖書作りました!これ読んで!」と行ったわけではないんですねえ。そんなおもしろい物語がたくさんあるのにしかし、私たち日本人はキリスト教についてあまりしら。そこで今回はキリスト教について理解していこう!!

 

目次

 

1.イエスが生まれた時の時代

エスが生まれたときの時代はどのような時代であったのか。何かが生まれる時というのは、その背景につて見ることが大切です。

イスラエルは(ユダヤ教の国)ローマ帝国の圧政に苦しみ、救世主神の国の待望を望んでいました。苦しくてどうにもならない時は、誰でも神に「助けてくれ。。」と思ってしまいますよね

ユダヤ人は、ローマ帝国による圧政は神の怒りとしていっそう規律を守ろうとしました。ユダヤ教には選民思想と、律法を必ず守るという考え方がありますからね。しかし、ここで問題がおきます。庶民の生活は苦しくなるとともに、律法の遵守も形式的なものになっていたんですね。特に貧困層はお金がないけど、盗みなどは絶対にできない。もう死ぬしかないんですよね。。
以上2つの前提があり、そこである人物が誕生します。

2.イエスの誕生と生涯

エスエルサレム近郊のベツレヘムで、母マリア、父ヨセフの子としてイエスが生まれました。ちなみにここで西暦が始まったのはもちろん知っていますね?
父ヨセフはイエスの養父です。神ではありません。
30歳ごろから各地で布教活動を行い、社会的弱者や貧者など様々な人を救済していきます。

 

豆知識
実はイエスの父ヨセフの家業が大工といわれています。家具製作などを含む木材加工業を行っていたそうです。あちこちで仕事をするから、地理的にに詳しく、布教ができたと言われています。

 

Q ここで問題!!
エスユダヤ教の教えを広めていただけなのに、ここでユダヤ教徒から反感を買ってしまいます。
これはなぜでしょう?

ヒント
ユダヤ教について思い出してみてください。ユダヤ教ユダヤ人しか救われないんですよね?

A 答え!
ユダヤ教以外の人に布教をすると言う事は、ユダヤ教の前提が崩れてしまいますよね?

このようなことから反感を買ったイエスは、ユダヤ教の教義に反すると言う理由で、ゴルダゴの丘で十字架刑にかけられ処刑されます。

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ユダヤ人が現代まで迫害されてきたのは、このキリストを殺したと言う罪に問われているからです。

しかし処刑日から3日後奇跡が起きます。エスが復活して私の前に現れ、40日後に天に消えたと言われています。


その後、イエスの言葉を新約聖書として弟子たちがまとめ、布教活動を行っていきました。やがてイエスキリストを信じる集まりができそのことをその場所のことを教会となりました。

 

3.イエスの教えとは? 

さてイエスの教えとはどのようなものだったのでしょうか?ということを知るために、放蕩息子の例え話について話していきます!

 

あるところに兄弟がいました。弟が父に財産を今のうちに分けてくれて頼み、父は弟に財産を渡しました。弟は財産を持って都会に出ていき、博打などであっという間にお金を使ってしまいました。行く場所もなくなり、反省して父の元に戻ってきました。あなたがこの父だとしたら、どうしますか?私は手を出してしまうかもしれませんね(笑)しかし、この時父は大喜びをして、ご馳走をもてなします。満足いかないのは兄です。兄は一生懸命働いているのに父は何もしてくれないけど、弟は父の財産を使い果たした上に、ご馳走をもてなしています。兄の不服を聞いて父は、「子供が悔い改めて戻ってきたことを喜び歓迎するのは当然である」といいました。

↓ ↓

ここにイエスの教えが詰まっています!!

エスから見れば人間は皆弟、すなわち人間は過ちを繰り返すと考えています。人間は同じミスを何度も繰り返しますよね?しかし、何度目かに本当に悔いを改めるかもしれない。だからこそ、何度も過ちを犯しても許してあげましょう!これが神の愛(アガペー)と言うものです。これは無差別・無償・平等の愛のことであり、敵・罪を犯した者・弱いもの・貧しいものなど関係なく愛し、許すと言うことです。
このイエスの考え方から、イエスと同じように他人を無差別・無償・平等に愛するこのことを隣人愛と言うわけです。

 

続きはキリスト教②へ!!