ユダヤ教についての教養を身につけよう!
ユダヤ教について学ぼう!!
ユダヤ教についての概要
ユダヤ教とは、ユダヤ人が信仰する宗教であるヤハウェを神とする一神教です。ヤハウェは全知全能の絶対神であり、人間も含め世界の全てを想像した創造主神でもあります。後のイスラムキリストの母体となっていて、聖典は旧約聖書、ユダヤ教の聖地は嘆きの壁です。
なぜユダヤ教について学ぶの?
ニュースでよく「イスラエル・パレスチナ」ってこと聞きませんか?「なんだか遠いい地で大変なことが起きているなあ。。」と簡単に考えてしまっている人も多いと思います。しかし、国際問題を知ることは私たちの社会を知る上で重要なことです。ということ、で今回はそれを知るためにも、日本人にはあまり馴染みのないユダヤ教について簡単に話をしていきます!!
目次
1.ユダヤ教とは?
ユダヤ教は唯一神「ヤハウェ」を神とする一神教です。この一神教というのはポイントですが、これは後々説明します。
(1)多神教
日本人にはあまり一神教ってなじみがないですよね。それもそのはずです。日本は多神教の国だからです。「八百万神様」と言う言葉を聞いたことがありませんか?あれは八百万の神がいると言うことを表しているのです。スタジオジブリの「千と千尋の神隠し」には大根の神や川の神などさまざまな神が登場します。これは日本人の考え方を表していると言えます。
(2)ヤハウェの正体とは?
雄一神のヤハウェは世界のことなら何でも知っている全知全能の絶対神であり人間も含め世界の全てを想像した創造神であります。= 最強の神ですよね。なんでも知っていて、我々も作られたわけです。私も名刺に創造神であり絶対神なんて書いてみたいものです。(笑)
(3)元々は一緒の宗教だった⁉︎
そしてここがポイント!!ですが、ユダヤ教徒はイスラム教徒キリスト教の母体になっています。これはあまり知られていないですよね。
よくニュースなんかで宗教対立と言う言葉を聞きますので、ユダヤ教イスラム教キリスト教は全く関係のない別々の宗教が争っていると言うイメージがあると思います。しかし、実はもともと一緒の宗教だったのです。
(4)実は知っていた旧約聖書
旧約聖書聖典は旧約聖書です。この旧約聖書、我々には馴染みがないと感じるかもしれませんが、実は聞いたことがある話があると思います。まずは、あの知恵の身を食べたアダムとイブの話です。
神から作られたアダム、そして次に誕生したイブは蛇に唆され、食べてはいけない知恵の実を食べてしまいます。すると、知恵がついたのと同時に「恥ずかしい」という感情も生まれ、葉っぱで性器を隠したなんて言われています。
他には、ノアの方舟と言う話は有名ですよね。またバベルの塔も有名です。これは旧約聖書から来ています
2.ユダヤ教の歩んだ苦難な歴史
ユダヤ教は後に苦難な道を歩むようになります。ホロコーストは学校で習ったこともあると思いますが、そのようなことはいったいなぜ起きたのでしょうか?
(1) 出エジプトとバビロン捕囚
紀元前15世紀、ユダヤ人はヤハウェから「カナンの地(今のパレスチナ)を与える」と言う声を聞きパレスチナに住み始めます。しかし、様々な災害に遭い、仕方なくエジプトに移住することになります。これが最初の悲劇を招く結果になります。
紀元前13世紀、ユダヤ人はエジプトに移りましたが、そこにいたのは文明の発展したエジプト人でした。そこでユダヤ人は捕まり、奴隷にされ迫害を受けます。しかし、そこにモーセと言う指導者が現れます。モーセはユダヤ人を連れてエジプトから脱出しようとします。皆さんも見たことがあると思いますが、海を真っ二つに割る絵。あれは、モーセのやったことです。これによって、ユダヤ人を逃したと言われています。ドラえもんでも「モーセの杖」ってありますよね。そしてモーセはエジプトを脱出する前にシナイ山と言う山でヤハウェから「十戒」を預かります。この「十戒」を守ることでユダヤの民は救われると言う契約を結んだのです。
紀元前11世紀ユダヤ人は観音後に戻り、イスラエル王国を建国し栄えることになります。しかし、他の国から迫害を受けて、その王国に連れ去られます。これをバビロン捕囚といいます。2回目の悲劇ですね。しかし、ここでもユダヤ人はその国から逃げることができ、そこでユダヤ教が確立されます。
(2)キリストを殺した?
さて、歴史の中でユダヤ人は迫害の歴史があるという話をしてきました。その後も迫害が続きますが、それはいったいなぜでしょうか?それはイエス・キリストを殺したのはユダヤ人だからという理由があるのです。詳しいことは次の「キリスト編」でやりますが、ユダヤ人がイエス・キリストを殺したということが、迫害の歴史を生んでいくことになります。覚えておいてください。
(3)実は金融業に強い⁈
ユダヤ教と聞くとあまりなじみがないと思いがちですが、実はユダヤ教について我々はとても関係しています。例えばマイクロソフトを創設した人物であるビルゲイツ、FacebookのマークザッカーバーグGoogleのラリーペイジなど世界の中でもトップクラスの資産家は全員ユダヤ人です。そしてスピルバーグ監督、ワーナーブラザーズ、 20世紀フォックスなど、映画業界にはユダヤ人やユダヤ人によって創設された会社が多くあります。これはユダヤ人の悲惨な歴史と関係しています。
ユダヤ人はキリスト教を殺した罪によって、土地所有の禁止など社会機構から締め出されていました。ユダヤ人は世界に散り散りになり、普通の職にも就くことができなくなります。どうやって生活すれば良いでしょうか?当時キリスト教徒には蔑まされていた金融業に従事することになりました。その歴史からユダヤ人は金融業に強くなったと言われています。しかしその反面、貪欲のユダヤ人と言う偏見や差別が助長されることになります。
ロシア東欧での大迫害を逃れアメリカに渡ったユダヤ人は低級娯楽とされた映画産業に従事することになりますが、これも映画業界のでの成功をうむ原因となります。
3.ユダヤ教の特徴
ユダヤ教について学んできたのでこれから特徴についてまとめます!
(1)律法主義
ユダヤ教はヤハウェとの契約である「律法」を重視します。神に救われるためには十戒中心の律法を守るという計画をしているので、絶対に守らなくてはいけない。ここがポイントです。「神は6日で世界を作り、1日は休んだ」ことから週に1日は必ず休まなくてはなりません。「必ず」です。そこまでを踏まえた上で次の特徴を見ましょう。
(2)選民思想
先ほど律法を守れば救われるという話をしました。そうなんです、律法を守れば必ず「ユダヤの民」だけは救われます。ここがポイントです。ユダヤ人だけは律法を守っているから救われるという思想を選民思想と言います。なぜこのような思想になったのか?思い出してください。ユダ人は危機的な状況にありながら、2回も救われていますよね?そう、出エジプトとバビロン捕囚です。あのような歴史的な背景もあり、ユダヤ人は律法を守っているから、ユダヤ人だけは救われるといった選民思想が生まれたのです。
(3)終末観
世界には終わりがくるという考え方を終末観といいます。この世界はいつか終わりが来るのでしょうか?その終わりが近ずいた時に、「ある人物」によって、ユダヤ人たちは救われるという思想が先ほど扱った選民思想です。その「ある人物」のことを救世主(メシア)と表現しています。いつか世界は滅びるが、その時に救世主が現れる。しかし、その救世主は未だ現れてはいません。ここが次に繋がってきます。
終わりに
ユダヤ教いかがだったでしょうか?整理して学べばとても面白く学べます。
次はキリスト教について解説を行います。
もし記事が気になってくださった方がいれば評価してくださると幸いです。
皆さんの役に立つ情報が提供できるように頑張ります。