キリスト教④〜トマス・アクィナス編〜
キリスト教〜トマス・アクィナス編〜
こんにちは。ラコステンです。
今日はキリスト教④と言うことで、トマスアクィナスについて学んでいきたいと思います。
今日の画像がなぜトマトなのかというと、
トマスアクィナス→トマトと秋茄子で名前を覚えろと、当時の高校の教師に教わったからです。(すべった...)
それではやっていきましょう!!
目次
1. 生涯
トマス・アクィナスは貴族の末子として、南イタリアに生まれました。中世の貴族には末子を聖職者とする習慣があったため、幼い頃からベネディクト会のモンテ・カッシーノ修道院という場所に預けられました。
その後ナポリ大学で学び、ドミニコ会を知り、入会を決意します。
ドミニコ会はイエスキリストが教えた清貧を実践する修道会で、説教のために学問研究を重視しました。
それではトマスアクィナスがどのようなことを研究したのか学んでいきましょう。
2. スコラ哲学
スコラ哲学とは、西ヨーロッパで修道院や協会の付属学校における教育の中で確立された研究方法に基づく哲学です。
由来は、教会や修道院の附属学校(スコラ)で教えられたからと言われています。
スコラとは学校のことでschool(スクール)の語源になったと言われています。
この頃何があったかと言うと、十字軍などの影響でキリスト教の考え方や哲学の考え方など、様々な考え方がキリスト教圏に入ってきていました。
何を信じていいのかわからない人が多数いたんですね。
それをまとめたのがスコラ哲学です。
哲学では自然・物事の根源・本質を研究していきます。「人間とはなんだろう」「魂ってなんだろう」
これを理性で理解を深めていくのが哲学の内容です。
神学とはキリスト教の教義や信仰を研究します。
これを信仰で受け入れるのが神学です。
大切なものは理性であるのか、信仰であるのか。
その中で、自然は神が作ったということを言ったのですね。
つまるところ、
上のようなピラミッドを思い浮かべてみてください。
この一番上が「神学」、この下に「哲学」
という体系を決めたわけです。
なにを信じればわからなくなっていましたが、まずは「神学(キリストの教え)が一番」ということを正式に定めました。
ということで、スコラ哲学を大成したトマスアクィナスでした!!